取引所では現在、指値注文と成行注文の2つの注文方法が可能です。
1.指値注文
指値注文とは、「価格」と「数量」を指定する注文方法です。
指定された価格は買いの場合は上限価格、売りの場合は下限価格になります。
指定された価格、または指定された価格より有利な価格があれば注文が約定し(マッチングが成立)、そうでなければ、指定した価格と数量が板に並ぶことになります。
指定した金額で売買することができるというメリットがありますが、指定価格に到達しない場合は成立いたしません。
2.成行注文
成行注文とは、数量のみを指定し、板から数量分だけ購入/売却する注文方法です。
即時に注文が発注できるメリットがありますが、価格を指定しないため、お客様に有利な価格で取引が成立する場合もあれば、不利な価格で取引が成立する場合もあります。
成行注文の場合、市場の最終約定価格から10%以上乖離している価格での注文はキャンセルされる仕様となっています。
※約定(ヤクジョウ)とは、売注文や買注文に買い手や売り手が現れ、売買が成立した状態のことを指します。約定した後のご注文はキャンセルができません。