暗号資産交換取引は、コインの売り手と買い手という2人の当事者の需給がマッチングして初めて成立するのですが、その果たす役割の違いによって、当事者は各々「メイカー」と「テイカー」 に分かれます。
メイカー(Maker)
メイカーは市場に流動性を作り出す側の当事者のことを指します。
つまり、メイカーとは、ある取引が執行されるよりも前に、既に注文を板に出している人です。
テイカー(Taker)
テイカーは「メイカー」が作った流動性を取り去る側の当事者のことを指します。
つまり、メイカーが既に板に出している既存の注文にマッチする注文を発注し、結果として市場から流動性を取り除く人です。
すべての成行注文は「テイカー」となりますが、指値注文は必ずしもすべてが「メイカー」ではなく、指値注文を出した瞬間取引が成立し、結果として市場から流動性を取り除く役割を果たした場合「テイカー」となります。